私は勇者だ。
頼れる仲間たちと共に魔王を倒しに行くのだ。
なぜなら私は勇者だからだ!
「勇者、魔王の城は凄まじい炎に包まれていて誰も近づけないそうだぜ。どうする?」
「なーに、簡単な話さ。諦めよう!」
「勇者、どうやら北の大陸にある洞窟に、アイスブレードという剣があるらしいわ。それを使えばどんな炎でもすぐに消してしまえるそうよ」
「なるほど。北の大陸まで行くのは面倒くさいな。他の方法を考えるか、諦めよう!」
「勇者、お前がいかないから俺たちがアイスブレードとってきたぜ!」
「流石だ、頼れる仲間を持って俺は幸せだぜ」
「それにしても疲れたわ。一日休んでから魔王城に出発しましょう」
「なんだったらそのまま諦めてもいいぞ?」
「勇者、早速アイスブレードであの炎を消すんだ」
「重い!諦めよう!」
「勇者、魔王城の火は俺が消したぜ!さぁ、突入だ!」
「わかった。今こそ勇者の力を見せてやるぜ!」
「まって、いきなり突っ込むのは危険だわ。中にどんな罠が仕掛けられているかわからないし……」
「よし、可及的速やかに諦めよう!」
「くっ、流石に魔王の近衛師団なだけはあるわ。強い!」
「まずいぜ、勇者このままじゃ全滅だ。どうする!?」
「だから諦めようってあれほど言ったじゃないかああああ!」
「ふっふっふ、よくぞここまできたな勇者よ。だが、私をそこらの魔物と一緒にしないほうがいいぞ。何せ魔王だからな。めちゃくちゃ強いぞ」
「俺は勇者だ!鬼のように強いぞ!」
「わかった。諦めよう」
こうして世界に平和が戻った。
流石は私だ。
流石は勇者だ!
勇者は偉大なのだ!
「勇者、また新しい魔王が出現したそうよ」
「諦めよう!」
頼れる仲間たちと共に魔王を倒しに行くのだ。
なぜなら私は勇者だからだ!
「勇者、魔王の城は凄まじい炎に包まれていて誰も近づけないそうだぜ。どうする?」
「なーに、簡単な話さ。諦めよう!」
「勇者、どうやら北の大陸にある洞窟に、アイスブレードという剣があるらしいわ。それを使えばどんな炎でもすぐに消してしまえるそうよ」
「なるほど。北の大陸まで行くのは面倒くさいな。他の方法を考えるか、諦めよう!」
「勇者、お前がいかないから俺たちがアイスブレードとってきたぜ!」
「流石だ、頼れる仲間を持って俺は幸せだぜ」
「それにしても疲れたわ。一日休んでから魔王城に出発しましょう」
「なんだったらそのまま諦めてもいいぞ?」
「勇者、早速アイスブレードであの炎を消すんだ」
「重い!諦めよう!」
「勇者、魔王城の火は俺が消したぜ!さぁ、突入だ!」
「わかった。今こそ勇者の力を見せてやるぜ!」
「まって、いきなり突っ込むのは危険だわ。中にどんな罠が仕掛けられているかわからないし……」
「よし、可及的速やかに諦めよう!」
「くっ、流石に魔王の近衛師団なだけはあるわ。強い!」
「まずいぜ、勇者このままじゃ全滅だ。どうする!?」
「だから諦めようってあれほど言ったじゃないかああああ!」
「ふっふっふ、よくぞここまできたな勇者よ。だが、私をそこらの魔物と一緒にしないほうがいいぞ。何せ魔王だからな。めちゃくちゃ強いぞ」
「俺は勇者だ!鬼のように強いぞ!」
「わかった。諦めよう」
こうして世界に平和が戻った。
流石は私だ。
流石は勇者だ!
勇者は偉大なのだ!
「勇者、また新しい魔王が出現したそうよ」
「諦めよう!」
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by rei_ayakawa
| 2005-12-04 19:31
| 空想