写真の子は恥ずかしがりやさんなので、これ以上出てきてくれません。


by rei_ayakawa
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「犯人に告ぐ! 飯は朝昼晩三食ちゃんと食え。そして……社会を変えろ」

「けっ、知ったことかよ。それ以上近づくと、人質の命はないぞ」

「犯人に告ぐ! 歯ぁ磨けよ。そして……社会を変えろ」

「いや、知ったことかって。いいから、さっさと車用意しろ」

「犯人に告ぐ! 火遊びはやめろ。そして……社会を変えろ」

「火遊びじゃなくて銀行強盗だし、社会は変えねえよ……」

「寿限無寿限無、五劫のすりきれ、海砂利水魚の水行末、雲来末、風来末、食う寝るところに住むところ、やぶらこうじのぶらこうじ、パイポパイポ、パイポのシューリンガン、シューリンガンのグーリンダイ、グーリンダイのポンポコピーのポンポコナの長久命の長助に告ぐ!」

「違えよ!」

「犯人に告ぐ!」

「しつこいな」

「給料を上げろ!」

「本当に知らねえよ!」

「まぁ、そろそろ社会を変えてみたらどうかな?」

「緩急つけても無駄だと思うなあ」

「でも、社会を変えればいい事尽くめさ」

「なにが?」

「きっと、モテるぞ」

「俺、社会を変えるよ!」

「その意気だ。今だ、自爆だ!」

「任せとけ。そいやぁ!」


ボーン





この文字列に告ぐ
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by rei_ayakawa | 2008-09-23 23:50 | 空想



序章


ただぼんやりとした不安に包まれていたら、なんか足元見えなくてつまずいてズザーッとこけた。

気がつくと、それは不思議なことに、嵐の海に立っていた。荒波が押し寄せてくるが、海面に立っているので、なんとなく無敵な気がする。なにせ、海面に立っているのだ。力があふれすぎて、ついつい博多弁になりそうな気がする。しかし、おそらくはなるまい。私は博多弁を知らないのだから。

ほら、来たぞ。波だ。荒涙。雨も風も気にはならない。これほどまでに無敵なのだから、波に飲み込まれても大丈夫であろう。うおー! 私は死んだ。

なんという人生の落とし穴だ。




第一章


「ここだよ」

「ん? なんだ、この穴は?」

「これが人生の落とし穴というものだよ、マイケル」

「ふむ、ジョニーはここに落ちてしまったというわけかい」

「うむ。あそこの穴につまずいて、こっちの穴に落ちてしまったらしい」

「つまずいたほうの穴はなんなんだい?」

「人生の落とし穴は、一つじゃないのさ」




第二章


「ジョニーがどんなマンだったかって? そりゃーもういいマンだったさ。サムよりもいいマンだったね。サムの3割り増しくらいはいいマンだったよ。サムがどんなマンかって? 3人殺してるよ。HAHAHA!」




第三章


「明日が見えない……」

「いや、待て、あそこを見ろ!」

「え? ……あ、見えた! あれが明日か!」

「ああ、おそらくはな」

「なんていうことだ。明日が見えるなんて」

「まったく、驚きだぜ」

「とりあえず、明日は雨らしいな」

「うむ。それは間違いあるまい。どっからどう見ても晴れには見えないからな」

「くっそぅ、なんたることだ」

「雨だと不都合なことでも?」

「雨は嫌いなんだ」

「まぁ、俺も好きじゃないな」

「雨か……」

「そんな些細なことより、明日が見えたというこの事実を喜ぼうじゃないか」

「ここにジョニーがいれば、そうもできたんだけどね」

「ああ……」

「あいつ、俺よりも明日を見たがっていたからな」

「そうだな。無事でいてくれるといいんだが」

「穴に落ちたらしいからな。おそらくはもう……」

「ああ、おそらくはもう……ダメっぽくなってるだろうな」

「かわいそうに!」




第四章


「ジョニーが穴に落ちてからもう三年が経ったわね」

「そうだね」

「彼は穴から出られのたかしら?」

「どうかな」

「どうかしらね」

「そんなことより、ジェニファー」

「なに?」

「結婚してくれ」

「イヤです」

「敬語なあたりが著しく寂しいよ、ジェニファー」

「うふふ」

「HAHAHA!」




終章


冷静に考えれば、死んでいなかった。

「私は死んだ」とか述べることが出来たのだから、死んでいるわけがないのだ。死んだ気がしただけだった。人生の落とし穴に落ちても、死ぬとは限らないらしい。その辺が人生の面白いところであるし、カレーはうまいと思う。







この文字列について
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by rei_ayakawa | 2008-09-01 23:50 | 空想