写真の子は恥ずかしがりやさんなので、これ以上出てきてくれません。


by rei_ayakawa
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偉人伝

エドガー・アラン・ポーと江戸川乱歩は似ているということに最近気がついた。

これはまさに文学史を揺るがす大発見である。二人の名前は、偶然とするにはあまりに似通いすぎている。このことから導き出される結論はただ一つしかない。そう、彼らは同一人物だったのだ。

考えてみれば、なにも不思議なことはない。エドガー・アラン・ポーといえば、史上初の推理小説とされる「モルグ街の殺人」の著者であるし、江戸川乱歩も明智小五郎シリーズで有名な推理作家だ。エドガー・アラン・ポーの死後に江戸川乱歩が現れたことから見ても、彼が何らかの手段で自らの死を偽装し、広く深い海を渡って日本にたどりついたことに疑いをはさむ余地は微塵もありはしない。

さらに、このことを考慮するとすさまじい事実が浮かび上がってくる。エドガー・アラン・ポーの生年は1809年で没年が1849年。江戸川乱歩の生年は1894年、没年が1965年とされている。しかし、二人は同一人物である。これはもう筆舌に尽くしがたいくらいの長命だ。実に156歳まで生きたことになるのである。エドガー・アラン・ポーは40歳の若さで亡くなったことになっているが、実際は恐ろしくタフな男だった。まさにダイ・ハード。どこのブルース・ウィリスだ。

ちなみに、公式記録上世界でもっとも長生きした人物はフランスのジャンヌ・ルイーズ・カルマンで、122年と164日である。しかし、我らがエドガー・ア乱・歩にかかれば、余裕で30年以上更新される。文学史上に二つの名前で多大なる功績を残し、世界最長寿記録を塗り替える男、エドガー・ア乱・歩。このように偉大な人物が存在したことを、我々は決して忘れてはならないだろう。
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by rei_ayakawa | 2007-10-08 19:10 | 日々

被告人に判決を言い渡す

「被告人に判決を言い渡す。死刑」

「違います」

「なにがですか?」

「死刑ではありません」

「そんなこと言われても、死刑です」

「違います」

「死刑です」

「ちーがーいーまーすー」
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by rei_ayakawa | 2007-10-05 19:25 | 空想

安眠の領域

うーん、どうにも寝付けない。

僕は身を起して、一つ溜息をついた。憂鬱の根拠は分かっている。暗い部屋に灯をともす。部屋を出て、博士の元へ向かった。この時間なら、まだ研究を続けているはずだ。願うところはただ一つ。悪夢の源泉を封じること。廊下は無機質な光に照らされている。

僕は研究室のドアを勢いよく開けた。

「博士、お願いがあります!」    「おお、P-17!聞け、大発見だ!」

「夢を見るためのパーツを        「不安の安は
取り外してください!」          安心の安だ!」

「最近、悪夢ばかり見て         「つまり、不な安心が
眠れないんです!」           不安なんだ!」

「ああ、このままでは          「故に、不安とは安心できないという
睡眠不足が極まりを見せ……」      意味の単語なんだ!」

「ちゃんと聞いてるんですか!?」    「ちゃんと聞いてるのか!?」

「だから、不安の安は        「だから、ナイトメアで
安心の安なんだよ!」        アイ・キャント・スリープなんですって!」

「くそっ、こいつまるで            「くそっ、こいつまるで
聞いていやがらねぇ」            聞いていやがらねぇ」

「僕はちゃんと聞いてますよ」    「いや、大丈夫、君の話も聞いているさ」

「要するに、夢を見るためのパーツを   「要するに、不安は否定された
取り除いてほしいのでしょう?」      安心なんだろ?」

「なんだ、わかってるんじゃないですか」 「なんだ、わかってるんじゃないか」

私は気を取り直して博士に切り出した。

「とにかく、悪夢のせいで寝付けないこと極まりないのだよ。なんとかしてくれたまえ」
「うーん、そんなこと言われてもねぇ」
「なんだ、できないのか?」
「そういうわけでもないんですが、それをやってしまうと生身のパーツがほとんどなくなってしまいますよ?」
「この際何でも構わんさ。悪夢から逃れられるなら」
「じゃあ、大幅な脳改造手術が必要ですね。さっそく準備しましょうか」
「うん、頼んだよ」

ああ、これでようやく眠れそうだ。

彼が準備している間、窓から外に広がる山脈を見ていた。荒れ果てた大地では、八百万の神々がフットサルをしている。
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by rei_ayakawa | 2007-10-03 21:04 | 空想

騙されてはいけない

この世界はあまりにも欺瞞に満ち溢れている!

いきなり感嘆符を使って無駄に勢いよく宣言してしまったが、それも仕方がないことなのである。何故に我々人類はもっと善良に正直に生きられないのかという、魂の叫びなのである。

大体にして、なんなのだ「お手洗い」って。君たちは手を洗いに便所に行くのか。手を洗うためだけにか。本当か。嘘はないか。信じていいのか。言葉の意味を額面通り受け取っていいというのか。否、そんなわけはないのである。確かに手だけ洗いに行くこともあるだろうが、この語が用いられる場合そうでないことの方が圧倒的に多いのだ。これは明らかな印象操作である。断言しておこう。貴様の行く場所は「便所」だ!主な使用用途は「排出」される「便」を「処理」することだ!

まったく、信じられないことである。「お手洗い」という湾曲した表現で私たちの目を真実から逸らすことに加えて、「便所」という単語を口に出してはいけない物のように思わせ「便所」に対する偏見を助長している。回避し得ない生理現象の処理を担っている便所に対して、この扱いはいかがなものであろうか?私はここに、何らかの特別な意志を感じずにはいられない。たぶん、フリーメイソンとかその辺が絡んでいる。

便所の否定は人間の生理現象の否定である。すなわち、便所の否定は人間の否定になるのだ。あなたの周囲に便所のことを「お手洗い」と呼んでいる人がいたら注意した方がいい。その人は「人類なんて滅んでしまえばいい」とか思っている危険人物である可能性が高いのだ。もしかしたら、明日にも大規模なテロ活動に着手するかもしれない。

あなたが「便所」を「お手洗い」と言い換えている人を見かけた際、取るべき行動はこうだ。まず、すぐさま警察に連絡する。この際注意するべきことは、彼らの目に留まらないように行動することである。なにせ相手はテロリスト予備軍だ。捕まってしまえば、暗い部屋で延々と美少女アニメを鑑賞させられる拷問が待っているかもしれない。

「うわー!やめろー、やめろー!」
「フハハハハー!見ろー、見ろー!」

想像するだけでも身が凍る。このような危険にさらされることもなく無事に警察と連絡がついたら、冷静に報告する。

「便所をお手洗いと言っている人がいます。即座に逮捕してください」

簡潔にして明瞭である。これでしばらく待てばパトカーが到着してその相手を連行してくれるので一安心。社会的平和は維持され、テロリスト予備軍は暗い牢獄の中で延々と美少女アニメを見せられる羽目になるだろう。

「うわー!やめろー、やめろー!」
「フハハハハー!見ろー、見ろー!」

想像するだけで痛快である。ところで、トイレという言葉のもとになったToiletの本来の意味は「化粧室」らしい。

これはいよいよ特高警察を復活させるべきであろうか。
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by rei_ayakawa | 2007-10-01 16:25 | 日々