写真の子は恥ずかしがりやさんなので、これ以上出てきてくれません。


by rei_ayakawa
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<   2006年 09月 ( 11 )   > この月の画像一覧

ふと、明日世界が滅亡するとしたら何をしたいか考えてみた。

問題は状況だ。私は何によって、明日世界が滅亡することを知ったのか。私がその事実を知ったのはいつか。世界は何故、明日滅亡しなければならないのか。細かい状況設定からつめていくことが重要である。

たとえば、状況を『23時のニュースで明日世界が隕石によって滅亡することを知った』という状況だったとする。さらに、明日の何時ごろ滅亡するかも重要なのでここは時刻設定を『明日の0時30分滅亡』としておく。うおおお、なんたることだ。1時間半しか猶予がないではないか。

こうなると、迅速かつ悔いを残さない行動が必要である。まずは、真っ先に食事を取るべきだ。いざ隕石が襲来という時に「ああ、お腹空いたなぁ。『ググゥ~』むむっ、これは腹の音!」「こんな時にお腹鳴らしているなんて、お前余裕だなぁ」「はっはっは。全くだな」「ううっ。恥ずかしすぎて穴があったらボン・ジョルノ!」ということになってしまっては大変である。危険の芽は、前もって詰んでおかねばならない。

続いて、トイレに入る。もし、0時28分に便意を催したら、トイレで最後の時を迎えることになってしまう。最後の瞬間を迎える前に、スッキリしておきたいところだ。こうした細やかなところまで目が行き届く自分に、我ながら感心する。

この時点でおそらく、23時30分頃か。夜遅い上にご飯を食べた後なので、まず間違いなく眠くなっている。目覚まし時計やガム、コーヒー、脱衣などでどうにか寝ないように努力する必要があるだろう。

0時。私は来るべき瞬間に備えて、家を出てジョギングを始める。ついでにシャドーボクシングも織り交ぜたいところだが、見る人が見れば格闘技経験0なのが容易にわかりそうなのでやめておく。代わりといってはなんだが、道行く人に「ガンジス!」とさわやかに声をかけていく。インド帰りの陽気な兄ちゃんとして、ご町内での私の人気はうなぎのぼりだ。

0時5分。この時点で私の体力は限界に来ているはずなので、見晴らしのいい高台にて運命の時を待つ。

0時29分。地球に飛来する隕石。呆然と空を見上げる人々。私は静かに構えを取る。そして、両の手のひらに気を貯め……

「かめはめ波―!」

木っ端微塵に砕け散る隕石。人々から胴上げされる私。これで世界は救われたのだ。

以上、明日世界が滅亡するとしたら何を『したい』か考えてみた
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by rei_ayakawa | 2006-09-30 22:36 | 日々
第一話『勇気満々マン登場!』

「私が勇気満々マンだ!」

「うおおおお、勇気満々マンが登場したぜー!」
「勇気満々マンが登場してるぜぇー!」


第二話『闘う!勇気満々マン!』

「うりゃー!ていやー!」

「うおおおお、勇気満々マンが闘っているぜー!」
「力の限り闘っているぜぇー!」


第三話『がんばれ!勇気満々マン!』

「そろそろ疲れてきたな……」

「うおおおお、とにかくがんばれー!」
「死ぬ気でがんばれ!勇気満々マーン!」


最終話『勇気満々マン、暁に死す!』

「うおー!死ぬ気でがんばったら死んでしまったー!」

「勇気満々マンが死んだー!」
「勇気満々マンが暁に死んだー!」


勇気満々マンのテーマ(エンディング)

ジャラッチャー
ダビドゥビダビドゥビデュワッワー
ハムラビハムラビハンムラビー
ザッツライッ!

勇気満々マーン
勇気が満々マーン
マーン
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by rei_ayakawa | 2006-09-28 18:58 | 空想

頑張れ!お釈迦様

お釈迦様もびっくり!という表現があるわけだが。

要するに、仏教の開祖である釈迦ことゴータマ・シッダッタであろうとも驚きのあまり鼻水たらして屁で空を飛ぶほどの衝撃的な出来事、という意味のたとえである。具体的には「私がこれほどまでに罰当たりな言葉を吐くとは、お釈迦様もびっくりだろう」などという風に使う。お釈迦様、ごめんなさい。

この言葉の何がいいって、語呂がいい。皆さんも、是非とも口に出していって欲しい。さん、はい、御一緒に。

「お釈迦様もびっくりだ!」

これで本当に音読した人がいたら『清い心で賞』を差し上げたいところだ。それこそ、お釈迦様もびっくりである。

そんなこんなでなかなか気に入っている表現ではあるが、最近はお釈迦様をびっくりさせすぎるのもかわいそうだと思うようになってきた。お釈迦様に心の平穏を与えるため、これに代わる驚きの表現を模索したい。

「お釈迦様もびっくり」における重要なポイントは、あの何でも見通せそうなお釈迦様がびっくりするというところにある。そのギャップが、ことの異常さを際立てるのである。ここさえ外さなければ、新たな驚きの表現を生み出すこともたやすいだろう。

3秒で思いついたのが「セガールも瀕死」である。スティーブン・セガールといえば、最強無敵の男の代名詞であり、彼が瀕死になる場面などなかなかに想像しがたい。これはかなりナイスな表現なのではないか。

「豪華特典がたっぷりついてこのお値段!セガールも瀕死の充実振りです」

これは凄い。なんといっても、セガールが瀕死になるくらいの充実振りなのである。これはつまり、セガールがこのTVショッピングを見ていたとして、「な、なにぃ!これだけの特典がついて、この安さだというのか!?す、凄すぎる……はぁはぁ、くっ、驚きのあまり心臓が!」という状況になるほどの素晴らしい内容だということだ。危険すぎて、お年寄りや子供にはとても見せられないだろう。

さらに、私が最初に例に挙げた使用法で使うとこうなる。

「私がこれほどまでに罰当たりな言葉を吐くとは、セガールも瀕死だろう」

これはつまり、「な、なにぃ!そんなに罰当たりな言葉を言ってしまっていいと思っているのか!?こいつ……罰が当たるぞ!し、しまった!気をとられすぎて、高層ビルから転落してしまったー!」という状況になるほどの罰あたりっぷりということである。なんか、「お釈迦様もびっくり」に比べて、事態が無駄に深刻化している。

セガールの安全のためにも、お釈迦様にはびっくりし続けてもらうしかないか。
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by rei_ayakawa | 2006-09-25 17:42 | 日々



僕は、川沿いの道を歩いていた。
日差しが照る中、歩いていた。
気温は高いが、風は涼しい。
本当にいい天気だ。
ひっそりと道端に咲く花が、風に揺られて踊っている。

前を見ると、川原に少女が座っているのが見えた。
長い黒髪が印象的な子だった。
まだ中学生くらいだろうか。
白い綺麗な肌、すらりと細い手足。
お人形のような雰囲気の女の子だった。
僕は興味を持って、ふらふらと近付く。
彼女はこちらを振り向くと、にこりと笑って声をかけた。

「翼、いりませんか?」

「いや、別に」

なんかそういう気分だった。
彼女は明らかに不服そうだった。

「そんなつまんないこと言わないでくださいよー。おもしろくないなぁ」
「そんなこと言われたってねぇ……」
「うんって言ってくださいよ。今なら洗剤もつけるからさぁ」
「え、ほんと?どうしようかな」

僕は真剣に考え込んだ。
洗剤が欲しかった。

「うん、わかった。翼、貰おうかな」
「いぇい。話わかりますね、お客さん!」

彼女はパチンと指を鳴らした。
すると、僕の背中から突然、大きな白い翼が生えた。

「これであなたは空を飛べます。飛行機には気をつけてね」
「よーし、飛行機に気をつけるぞ!」

僕は翼を大きく広げ、大空へと舞い上がった。
地面がみるみるうちにはなれていく。
体が空に吸い込まれそうな気分だった。

鳥の群れといっしょに、遊覧飛行。
風が気持ちいい。
周りを飛ぶ鳥たちは、僕に見向きもしなかった。
所詮、僕は鳥ではないということか。

眼下に広がる町並みは、いつもとどこか違うように感じられた。
その向こうに広がる海。
僕は水平線を目指して飛んでいった。

空は青いようで白くもある。
海面には太陽光が反射する。
まるで、ダイヤモンドのよう。
キラキラと輝いている。

しばらく海上を飛行しているうちに、僕はまずいことに気がついた。

「疲れた」

僕は残念ながら飛ぶのには慣れていなかった。
どこかで休みたくなったが、周りには見渡す限りの海、海、海。
羽を休める場所がない。

僕は力尽きて、海にめがけてよろよろと落ちていった。
太陽は沈みかけていた。


抵抗

僕は海に浮かんでいた。
空はどんよりと暗い灰色。
アホウドリが宙を舞っている。
僕は手を伸ばそうとした。
でも、僕は沈んでいった。
無関心なアホウドリ。

僕は沈んでいく。
魚の群れも目を合わせてくれない。
僕は彼らに声をかけてみた。

「ねぇ、僕はこれからどうなるの?」

魚たちは皆、こちらを見ようともしない。
僕はなんか、妙に悔しくなった。

「あ、100円落ちてる!」

魚たちは相変わらず見向きもしない。
僕はなんか、無性に腹が立ってきた。

こいつらには100円の大切さがわかっていないんだ。
100円を笑うものは100円に泣くんだ。
貴様らも100円に泣き濡れるがいいさ、凡人どもめ!
あ、違う。
凡魚どもめ!
僕はさらに沈んでいった。
無関心な魚の群れ。

僕はついに、海のそこまで沈んでしまった。
そしたら、今度は人魚さんが近付いてきた。
でも 僕のことは見ていない。
ここまでスルーされ続けるとむしろすがすがしい気もするけど やっぱりむかつくので抵抗を試みた。

「へーい、そこのお嬢さん。僕と一緒にお茶しない?」

相変わらず彼女は見向きもしない。

「志村ー!後ろ、後ろ!」

反応してくれない。
志村じゃないみたいだ。

「ねー、助けてよー。こんな所に沈みっぱなしなんて嫌だよー」

泣き落としに入ってみた。
でも 彼女は全然反応してくれない。
僕はもう諦めてしまった。

全身から力が抜ける。
虚脱状態。

僕の体が少しずつ浮かび上がり始めた。


安息

僕はぷかぷかと海面に浮かんでいた。
無関心なアホウドリ。
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by rei_ayakawa | 2006-09-21 22:14 | 空想

私には、爪を噛む癖がある。

「何故噛むのか?」と聞かれたら「そこに爪があるからさ」とニヒルな笑みを浮かべて答えるしかないのだが、その時の私はとてもカッコイイ。私はそう信じている。つまり、信じる気持ちが大切なのだ。信じる気持ちを持っているからこそ、人は勝利を信じてギャンブルにのめりこんだり、正義を信じて殺し合いをしたり、自分だけは大丈夫と信じてべろべろに酔っ払った状態で車を運転したりできるのだ。これほどまでにマイナス面が多いとは思わなかった。

話を爪に戻そう。私はこの癖と長く付き合っているおかげで、爪を噛みきるばかりでなく、歯を使って爪を研ぐことまでできるようになった。結構、きれいに整えられていると思う。正に人間爪切り機だが、だからといって爪切りがいらないということはなく、普通に足の爪を切る時に必要である。また、しょっちゅう噛んでいて常時深爪気味なので、缶ジュースの蓋を開ける時などに爪が引っかからないのも不便だ。この特技のメリットのなさには驚くべきものがある。

しかし、せっかく天から与えられた才能を、このまま無駄にしておくのは惜しい。どうにかして、有効活用したいところだ。たとえば、しばらく噛むのを我慢して爪を長く伸ばす。そして歯でうまく整え、刃物のように鋭くさせるというのはどうだろう。そう、私の爪を凄い爪へと改造するのである。

凄い爪とはどう凄いのか?疑問に思う方もいると思うので、説明しておこう。わかりやすく言うと、とにかく凄い爪である。具体的にどう凄いかというと、驚くべきことに、缶ジュースの蓋をらくらく開けることができるのだ。これだけで、凄い爪の凄さはわかっていただけるだろう。とにかく、凄い凄さなのだ。

凄い爪の効能はそれだけではない。たとえば、このような状況においても凄い爪は役に立つ。

「ふっ、てめえ、この俺に勝てるとでも思ってんのか?」
「侮るなよ。確かに、見た目は貧弱な男の見本とも言えるこの私だが、この鋭い爪をみやがれ!」
「な、なにぃ!」
「いくぜ!必殺、空中みじん切り!」
「ふおおおおお!爪をまるで包丁のように!」

アイアンシェフになれる。そんな確信を持たせてくれる『爪包丁十刀流』作戦だが、いくつか難点があることも確かだ。

まず、ジャンケンが凄まじく不利になる。グーが出せないからだ。握りこぶしを作ると、手のひらに凄い爪が問答無用で突き刺さる。食材を切れるほどの長さな訳だから、まず間違いなく貫通するだろう。そこまでしてグーを出す根性は私にはない。相手からすれば、ひたすらチョキを出していれば負けはないのだ。しかも、相手には「意表をついてグーを出す」という選択肢も残されている。私が勝つには、そのたった一回のグーを読みきってパーを出さなければなければならないのだ。これがどれほど難しいことか、想像するに難くないだろう。

さらに、鼻くそをほじろうとした場合には流血沙汰になる。照れ隠しに顔を掻いただけで流血沙汰になる。「犯人はあなたです!」と突きつける指の位置が近すぎれば刺殺になる。刺殺というか、指殺になる。

ここまででも十分、メリットよりデメリットのが大きいのではないかと思わせてくれる状況だが、これに加えて最大の難点がある。如何に私といえど、歯で爪を包丁の様に加工するなど無理だ。これを実現するためには、並々ならぬ努力が必要であろう。それはもう、人生をかけるくらいの意気込みが必要であるが、こんなことに人生をかけるのは明らかにやりすぎだ。

やりすぎはよくない!

完。
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by rei_ayakawa | 2006-09-17 15:41 | 日々
今日は近所の小学校で運動会をやっていたのだ。

たまたま通りかかって目にしたのだが、実に賑やかである。別に知り合いが参加しているわけでもないのでさっさと家路を急いだのだが、その道中、自分が小学生だった頃の運動会を思い出した。

とはいえ、大して覚えているわけではない。記憶力の低さにはちょっとした自信がある。しかし、6年生の時の運動会だけは印象深く、今でも詳細かつ鮮明に思い出せた。当時、私は赤組だか白組だかの応援団長をしていて、私たちの応援が実ったか実らなかったかで、赤組だか白組だかが勝ったのだ。

あの時の私は、今にも負けず劣らずかっこよかった。変声期真っ只中のかすれ声で、颯爽と団員に指示を出す私。困惑する団員。華麗に間違えられていた段取り。見事にフォローする副団長。私は親指を立てて「グッジョブ!」彼も、親指を立てて「バカか、てめえ」そして、芽生えない友情。ああ、美しき少年時代の思い出。

もしかしたら、美化されているかも。
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by rei_ayakawa | 2006-09-16 21:40 | 日々

不平不満をぶちまけろ

たまには愚痴でも言おうと思う。

私は今まで、需要があるんだかないんだかよくわからんこんなブログでも、閲覧者の方々に少しでも楽しんでもらえればと思って、そういった生々しい愚痴は一切載せてこなかった。そんな固い信念の元にブログ運営を続けてきた私であるが、このたび「ネタねぇなぁ」といった如何ともしがたい絶望的な状況において、たまにはいいかな?いいかな?などと思いつつ今回の更新をしようと思います。

そんなわけだが、肝心の愚痴りたいことがない。これにはさすがの私といえど参った。考えてもみれば、人間は愚痴りたい時に愚痴るのであって、「さぁ!今から愚痴るぞぅ!」と意気込んで愚痴るものではない。この時点で既に無理があるのだが、ここで諦めては男が廃る。男が一度決めた以上、なんとしても愚痴らなければならない。というわけで、強引にでも愚痴ってみせる。

ああ、全く持って嫌になる。生きているのが嫌だ。これといって理由はないが、とりあえずそういうことにしておけば愚痴っぽい。そんな打算的な自分が嫌だ。そもそも、先のことも考えずに「愚痴でも言おうと思う」。お前、何が「言おうと思う」だよ。後先考えずに高難易度のお題出してんじゃねぇよ。本当にバカだな、私は。こんなバカはきっと、一生ろくに貯金もできずに暮らしていくに違いない。グッチのバッグなんか夢のまた夢だろう。グッチ=愚痴だけに。なーんつって、はっはっは。

死にたい。
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by rei_ayakawa | 2006-09-13 19:13 | 日々

生返事

どんっ。
ばんっ。
ごとっ。


「今、隣の部屋から何か聞こえなかった?」
「ううん、別に。何も聞こえなかったよ」


『はっはっは!皆殺しだぁー!』
『きゃー!』
『HELP ME!!』


「やっぱり、隣の部屋から何か聞こえなかった?」
「ううん、別に。何も聞こえなかったよ」


どんっ。
ばんっ。
どがっ。


「また、隣の部屋から何か聞こえなかった?」
「ううん、別に。何も聞こえなかったよ」


がちゃっ。
「ひっ」
どがっ。


「ううん、別に。何も聞こえなかったよ」
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by rei_ayakawa | 2006-09-10 21:55 | 空想

有害歌指定

めーだーかーのがっこうはー かーわーのーなかー♪

嘘である。

童謡「めだかの学校」(作詞:茶木滋 作曲:中田喜直)の一節であるが、川の中に校舎なんかあるはずがないだろう。作詞者の茶木氏は、無垢な子供たちに大嘘をついて何が楽しいのだろうか?歌を教えている大人も同罪である。川の中にめだかの学校があると思い込まされた子供が「うーん、覗いてみても見当たらないなぁ。よし、潜って探してみよう!」などと思ってそのまま溺れてしまったらどうするつもりだ。幼い命を散らしてしまった責任を取れるとでも言うのか。

全く持って、大人は嘘つきにもほどがある。盗んだバイクで走り出したい21の夜だが、普通免許しか持っていないので原付じゃないと乗れやしない。格好がつかないのでやめることにした。それはそうとして、大人の嘘つきっぷりを証明する材料は他にもある。次に挙げるのは、これもよく知られた童謡、「森のくまさん」(作詞:馬場祥弘 曲:アメリカ民謡)の歌詞である。


ある日 森のなか クマさんに 出会った
花咲く 森の道 クマさんに 出会った

クマさんの いうことにゃ お嬢さん おにげなさい
スタコラ サッササノサ スタコラ サッササノサ

ところが クマさんが あとから ついてくる
トコトコ トコトコと トコトコ トコトコと

お嬢さん お待ちなさい ちょっと 落とし物
白い 貝がらの ちいさな イヤリング

あら クマさん ありがとう お礼に 歌いましょう
ラララ ラララララ ラララ ラララララ

おのれ馬場。いくらなんでもそれはないだろうというレベルで大嘘である。現実的に考えて、熊は人語を喋らない。熊はイヤリングを拾ってきてくれない。「一緒に歌いましょう」と誘っても、食い殺されるのが落ちだ。この歌の作者は、森で熊に出会ったらまず対話せよと言っているのか。ちょっと、平和ボケにもほどがないか。

こうした現状を、このまま放置していたら大変なことになってしまう(全人類が熊に食われる、など)。早急に対処しなければならないわけだが、そこで名案がある。よくドラマで流れているテロップ『この物語はフィクションです。実在の人物・団体・事件とは一切関係ありません』に相当する内容を、ちゃんと歌詞の中に組み込めばいいのではないだろうか。具体的にはこういうことだ。

めーだーかーのがっこうはー♪ (セリフ)フィクションです
かーわーのーなかー♪      (セリフ)にはありません
そーっとのぞいてみてごらんー♪(セリフ)無駄だから
そーっとのぞいてみてごらんー♪(セリフ)夢だから
みんなでおゆうぎしているよー♪(セリフ)信じるな

やったぜ!
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by rei_ayakawa | 2006-09-07 19:20 | 日々

彼はカレー

僕が今正に、目の前のカレーに手をつけんとしたときであった。
カレーから、筋肉質の男が金色の光を放ちながら勢いよく飛び出してきたのだ。
僕のカレーが鮮やかに飛び散り、皿の上で誇らしげにふんぞり返る男が一人。
眩いばかりのにやけ面だ。

「私はカレーの精。願いを一つだけ、出来る範囲でそこはかとなく叶えてやろう」

人差し指を立てて偉そうに言ってはいるが、その内容は微妙に微妙を重ねたくらい微妙だ。
はっきり言って、とてもうざい。
僕の気分は、狂おしいほどカレーだったというのに。
願いはもう、決まっているようなものだった。

「とりあえず、僕のカレー返してよ」
「それは叶わぬ願いだ。私の力を大きく超えている」

えー。

「さぁ、早く他の願いを言え。私も暇ではないのだ」

この時点で、僕はこいつの使えなさを確信した。
暇じゃないらしいし、さっさと願いを言ってあげることにしよう。

「帰れ」
「それは叶わぬ願いだ。私の力を大きく超えている」

「うせろ」
「それは叶わぬ願いだ。私の力を大きく超えている」

「死ね」
「それは叶わぬ願いだ。私の力を大きく超えている」

……僕に一体どうしろというのか?
相変わらず、カレーの精は爽やかなにやけ面を顔面に貼り付けている。
ここまでくると、こいつに叶えられる願いなんていうものが存在するのかどうかすら、疑わしい。
とりあえず、僕は彼に疑問をぶつけてみた。

「君、どんな願いなら叶えられるのさ?」
「カレーが可能なことなら何でも出来るぞ」

もはや精霊である必要性がない。
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by rei_ayakawa | 2006-09-05 21:06 | 空想