写真の子は恥ずかしがりやさんなので、これ以上出てきてくれません。


by rei_ayakawa
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2007年 09月 12日 ( 1 )

モーニングコーヒー

モーニングコーヒーを飲んでいました。

もちろんブラックです。ビターテイストです。すると、突然どこからかにょーんと腕が伸びてきて、テーブルにおいてある飲みかけのコーヒーに、ミルクを垂らしました。

「誰だ?俺のハードボイルドモーニングを邪魔するやつは」

俺は渋めのセリフをクールに決めました。その腕はやたら長く、遙か上空から延びています。見上げると、太陽の腕でした。太陽は悲痛な声で言いました。

「悲しいじゃないか……ミルクが悲しいじゃないか!」

コーヒーカップの中では、ミルクが渦を巻いて踊っていました。やたら楽しそうで、なんかムカつきます。

「うるさいな。俺のやり方にケチをつけないで貰いたい」

言いながら、ミルク入りコーヒーを足元に捨てました。太陽は少しカチンときたみたいでした。

「うるさいとはなんだ!お前なんかに√100がわかるもんか!」
「10だろ?」
「な、何故わかった……」

ショックだったのか、太陽はどろどろに溶けていきました。

液状になった太陽は火の雨と化し、大地に降り注ぎます。当たったそばから火災発生、警報発令。あまりの事態に驚愕せざるをえません。

「くそっ、まずい。このままじゃ世界の終わりだ」

俺は合衆国大統領に電話しました。

「おい、大統領、どうにかしろ!」
「どうにもなりません」
「諦めるな、がんばれ!」
「やだよ。がんばると、疲れるもん」

くそっ、職務怠慢だ……!

俺は電話を叩ききり、怒りに震え、ベッドに入り、現実を忘れて、寝ました。
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by rei_ayakawa | 2007-09-12 19:10 | 空想