写真の子は恥ずかしがりやさんなので、これ以上出てきてくれません。


by rei_ayakawa
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2006年 02月 24日 ( 1 )

猫対俺

我が家では3匹、猫を飼っているのである。

その内の一匹、本名を出すのもあれなので仮に「ボンドガール」としておくが、こいつは母や弟に甘やかされて育った所為か、どうにも生意気な性格に育ってしまったようで、しょっちゅう私に対して挑発的な態度をとってくる(この書き方だと96%の人間が誤解してしまいそうなので書いておくが、性的な意味ではない)。

たとえば、私が今日起きてきてリビングの椅子に座ろうとしたら、先客がいた。もちろん、そこにいたのはボンドガールだ。こういうのは本当に困る。猫の癖に猫としての立場をわきまえていないのはいかがなものか。貴様には貴様の寝床があるだろう。そこは人間様が座る場所だ。などと思いながらボンドガールを睨みつけるが、全く動じる気配はない。ハエも殺せないと恐れられる私に睨みつけられても動かないとは、相当の胆力の持ち主だ。その度胸は褒めてやってもいいが、そういう問題ではなくそこは私の席だ。

また、こんなこともあった。私がソファーに寝っ転がって、優雅に「うひゃひゃひゃひゃ」と声を立てながらTVを見ていたときのことだ。ソファーの背もたれをつたう黒い影。言わずと知れたボンドガールだ。ヤツはあろうことか、ソファーの背もたれの部分から、寝っ転がっている私の腹部めがけて決死のダイブを仕掛けたのである。プロレスなどでもここぞと言う時に使われる、肉を切らせて骨を絶つ高破壊力の攻撃だ。不意の衝撃が私を襲う。

しかし、ヤツの目論見は外れた。ボンドガールの体重では、私に致命的なダメージを与えることは出来なかったのだ。呆然とするボンドガール。残念だったな。そして、このような飼い主に対する反逆好意を許しておくわけにはいくまい。覚悟しろ。と思ったが、なにせ私は慈悲深い男だ。彼女の今回の行動は、自分の身を滅ぼしかねない捨て身の攻撃だったわけであり、ここはその勇気に免じて見逃してやるのもいいだろう。そんな風に思ってしまった。自分のことながら、本当に慈悲深い。よって、10分ほど追い掛け回した挙句に、座布団などを投擲しまくったあたりで許してやることにした。

まぁ、なんだかんだ言ってもこのように、私はボンドガールのことを生意気だと思いながらも、好敵手として認めている。おそらく、相手もそうだろう。考えようによっては、私たちの関係は結構良好なものなのではないかと思えるのである。つまり、考えようによっては、私はジェームズ・ボンドだ。考えようによっては、ショーン・コネリーだ。

本当に「考えようによっては」なのだが。
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by rei_ayakawa | 2006-02-24 21:45 | 日々