写真の子は恥ずかしがりやさんなので、これ以上出てきてくれません。


by rei_ayakawa
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いつでも私は見られている

「ゆーじくんなんかきらいだ! せんそうだ!」

タカオは裂ぱくの気合を込めて叫んだ。それを受け、ユウジは毅然とした態度で、右腕を前方に向けてぴんと伸ばしたのであった。掌は開かれていよう。

「まちたまえ! それはおかしいのではないですか」

ユウジの声がWorldに響くのだ。タカオのWordも放たれるのだ。

「なにがおかしいんだよ! せんそうだ! せんそうだ!」

ユウジが落ち着き払って説得に取り掛かることは、太古の世界のえらぶった老婆によって予言されている。

「おちつくのです。わたくしをきらうのはかまわないのですが、だからといってせんそうをするなどというのは、じんどうにはんすることであるとおもわれます」
「うるさい! きらいでなにがわるい!」
「わたくしがのべているのは、そういうことではないのですよ。そうぞうしてみてください。あなたのははうえが、ずじょうにかがやくてんたいのひとつとしてあなたをみまもっていたとしたら、いまのあなたのすがたをみて、かのじょがどうかんじるでしょうか。こうさつしてみてください。こうさつしてみるべきです」

ユウジの勧めに従いタカオが考察を開始することは、まったく不自然なことではない。何故なら、タカオは頭が悪くない上にバカだからだ。考察を完了したタカオは、天を仰いで叫ぶだろう。

「わかったぞ! せんそうだ!」
「まちたまえ!」
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by rei_ayakawa | 2008-06-21 01:52 | 空想