写真の子は恥ずかしがりやさんなので、これ以上出てきてくれません。


by rei_ayakawa
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仮初高校爽やか部

「よーし、みんな!今日も爽やかに行くぞ!」

キャプテンの言葉に「はい!」部員全員が爽やかに返事をする。

「よし、まずは爽やかにスキップだ。顔は常時笑顔で!手は腰に!通行人とすれ違ったら大きな声で『こんにちは!』って挨拶するんだ。いくぜ!」
「おー!」

ぼくらはホップスキップスマイルしながら校門を抜け、軽やかな足取りで住宅街に入る。日光の下で輝く汗。This is SAWAYAKA.

「こんにちは!」

犬の散歩をしていたおばあさんとすれ違ったので、部員全員が爽やかな笑顔で挨拶をした。さらに、部員全員が爽やかにおばあさんを囲んで、部員全員が爽やかに周回軌道をとり、部員全員が爽やかに声を上げて笑った。

やがて、大きな公園に辿り着いた。子供たちが砂場で遊んでいたので、爽やかに突っ込んだ。ぼくたちのあまりの爽やかさに感激したのか、一部が泣き出して、子供たちはみんな散り散りに、輝く明日へ向かって飛び出していった。爽やかに育てよ、少年少女!笑顔はバッチリ継続中。

滑り台をスキップで爽やかに逆から上っていると、部員の一人が爽やかな笑顔で言った。

「……ぼくたち、なにやってんでしょうね?」

キャプテンが爽やかに答えた。

「爽やかだろ?」
「ですよね!」

爽やかにスキップ、スキップ。

スキップしているうちに、爽やかってなんだかよくわかんなくなってくる。心地よくトリップ、スキップ。ぼくはキャプテンに聞いた。あくまで爽やかに。

「キャプテン、爽やかってなんなんでしょうね?」
「爽やかってことさ」
「ですよね!」

夕日に向かって、スキップ、スキップ。
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by rei_ayakawa | 2007-08-03 20:37 | 空想