僕のありふれた一日
2006年 01月 17日
目覚まし時計が鳴った。
僕は力強く手刀を振り下ろし、目覚まし時計を一撃で破壊。
そのまま二度寝した。
目覚まし時計が鳴った。
僕は華麗に回し蹴りを放ち、目覚まし時計を一撃で破壊。
そのまま三度寝した。
目覚まし時計が鳴った。
僕は指先にオーラを纏わせて鼻くそを飛ばし、目覚まし時計を一撃で破壊。
そのまま四度寝した。
目覚まし時計が鳴った。
僕はその行為がいかに自己満足的な善意の押し付けであるかを熱弁し、目覚まし時計は罪悪感に押しつぶされて大破。
そのまま五度寝した。
目が覚めると、もう日は暮れていた。
ベッドの周りには手刀で砕けた目覚まし時計の残骸と、回し蹴りで砕けた目覚まし時計の残骸と、鼻くそにつらぬかれた目覚まし時計の残骸と、罪悪感に押しつぶされた目覚まし時計の残骸が散らばっていた。
僕は一日を無為に過ごしてしまったことを心底後悔して、そのまま六度寝した。
僕は力強く手刀を振り下ろし、目覚まし時計を一撃で破壊。
そのまま二度寝した。
目覚まし時計が鳴った。
僕は華麗に回し蹴りを放ち、目覚まし時計を一撃で破壊。
そのまま三度寝した。
目覚まし時計が鳴った。
僕は指先にオーラを纏わせて鼻くそを飛ばし、目覚まし時計を一撃で破壊。
そのまま四度寝した。
目覚まし時計が鳴った。
僕はその行為がいかに自己満足的な善意の押し付けであるかを熱弁し、目覚まし時計は罪悪感に押しつぶされて大破。
そのまま五度寝した。
目が覚めると、もう日は暮れていた。
ベッドの周りには手刀で砕けた目覚まし時計の残骸と、回し蹴りで砕けた目覚まし時計の残骸と、鼻くそにつらぬかれた目覚まし時計の残骸と、罪悪感に押しつぶされた目覚まし時計の残骸が散らばっていた。
僕は一日を無為に過ごしてしまったことを心底後悔して、そのまま六度寝した。
by rei_ayakawa
| 2006-01-17 20:12
| 空想