写真の子は恥ずかしがりやさんなので、これ以上出てきてくれません。


by rei_ayakawa
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危機

ある日道を歩いていたら、若い男に「貴様を見る!」と刀を突きつけられた。

「ほう……この俺を見ようとは、なかなか命知らずなやつだな」

クール極まりない態度で答える俺。

「ふん、でかい口を叩きやがって。丸腰ではどうしようもあるまいよ」

武器を持っているせいか、妙に強気だ。最近は、こんな勘違い野郎が増えているから困る。

「お前は、俺に刀を突きつけている暇があったらすぐに見るべきだった。それに、本当に出来るやつはな、武器など持たなくても自分の思ったときに人を見ることが出来るもんだ」

「な、なんだと……?」

「こないのか?なら、こっちから行くぞ!」

俺は次の瞬間、虚空を泳がせていた視線を一転に絞り、焦点を合わせた。

「ぐわあああああ!見られた!見られてしまったぁ!」

悲鳴を上げ、崩れ落ちる男。俺は去り際に言った。

「人から見られる覚悟のないやつに、人を見ることなどできやせんよ」
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by rei_ayakawa | 2006-10-07 18:30 | 空想