写真の子は恥ずかしがりやさんなので、これ以上出てきてくれません。


by rei_ayakawa
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ささやかに密やかに

大抵の人には、「人生で一度は経験してみたいこと」があるのではないだろうか。

私もご多分に漏れず、「一度は神になってみたい」というささやかな願いを持っている。神の力を持ってすれば、映画の上映中にトイレにいきたくなっても、終わるまで我慢することが出来るだろう。他にも「砂糖と塩を間違えたい」とか「一人浮かれてバカみたい(君の気持ちに気づかずに……)」なども一度は経験してみたい。

しかし、これらの願いは自分の力でどうにかなる物ではない。どう努力すれば神になれるのか分からないし、意識して砂糖の代わりに塩を入れても間違ったことにならない。「一人浮かれてバカみたい(君の気持ちに気づかずに……)」にいたっては、この状況を発生させる前提条件がよくわからない。

というわけで、運を天に任せるしかないのだが、やはり、天命を待つなら人事は尽くしておかねばならないだろう。今こそ、力の限り神頼みだ。今度神社に行ったときには、「神になれますように」と頼んでおくことにしよう。

一方で、世の中には「一度も経験したくないこと」というものも存在する。具体的には、「ラーメン伸びてミミズみたい」とか「睾丸潰されOh!痛い」とか「つけまわしてくる鼓笛隊」などだ。特に最後のやつは、想像するのも恐ろしい。

家路を急いでいると、どこからかドラムの音がする。振り向いてみると、なんと鼓笛隊が列を成して付いてきているではないか。私はあまりの恐怖にその場を全力で逃げ出した。しかし、鼓笛隊は一糸乱れず編隊を組み、私の後をつけまわして来る。全力で走っているのに、鼓笛隊との距離が離れることはない。私は、なにか悪い夢を見ているのではないかと思った。
(rei_ayakawa著『ゴジラ対鼓笛隊』より抜粋)


完全にホラーの世界である。つかまったらどんなことをされてしまうのか。彼らの目的はなんなのか。何で鼓笛隊なのか。少しもわからないところが恐怖を倍増させる。追いつかれたら、ドラムの上に載せられてポコポコ叩かれてしまうのではないだろうか。そして最後は変死体。ああ、こんな目には絶対に遭いたくない。

やっぱり、「鼓笛隊につけまわされませんように」と頼むことにしよう。
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by rei_ayakawa | 2006-07-14 20:14 | 日々