写真の子は恥ずかしがりやさんなので、これ以上出てきてくれません。


by rei_ayakawa
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流れ星争奪戦

「ねーねー、ゆーくん。さっきそこで流れ星拾ったの~♪」
「うわぁ、ちーちゃんすごいや!みせてみせて~」
「うん、これだよ~」
「もらったぁ!」
「甘い!」

私は流れ星を天高く放り投げた。

「な、なにぃ!」

私の手から流れ星を奪おうとしていたゆーくんは、大きくバランスを崩した。私は勝ち誇った笑みを浮かべる。

「ゆーくん、甘いわね。あなたが見るだけで満足するなんて、最初から思ってないわよ。はあっ!」

私は天高く跳躍し、流れ星を確保。再び地面に舞い降りた。

「ふん、あんたごときがこのあたしから、流れ星を奪えるとでも思っていたのかい?」
「な、なっにぃ……調子こきやがってこのアマ!」

もちろん、ゆーくんがこのまま諦めるなんて思ってはいない。彼の諦めの悪さはとても驚きの凄さでお釈迦様もびっくり!この商品がこのお値段!?なのだ。張り詰めた空気が、あたりを包み込む。どう動くつもりだ……?

一瞬、ゆーくんの頬が緩んだ気がした。次の瞬間、

「食らえ!ゆーくんビーム!」

なっ!目からビームを撃てるなんて!?ゆーくんはどこまで末恐ろしいボーイナンデスカー?ワタシ、ビックリシマシータネー!でも、簡単に避けられました☆HAHAHA!

「フン、ナカナカヤーリマースネー。デモ、ビームクライナラ、ワータシーモウーテマースヨー」
「なんだと?」
「クーライーナサーイ!」

私は叫び終わると同時に、口からビームを撃ち出した。

「うおー、直撃を食らってしまった!なんて威力のビームだー!こんなに強いとは思わなかった!本当に強いぜー!」

思いっきり吹っ飛ぶゆーくん。これで終わりかと思ったけど、全身ボロボロになりながらも、不屈の闘志で起き上がってきたわ。ああん、惚れちゃいそう。

「オーゥ。アマリノショウゲキデ、エセガイジンミタイニナッテシマイマシタァ。オシャカサマモビックリデース」

えぇ。何言ってるの、この人?

「ゆーくんがエセ外人みたいになってる!意味わからない~」
「ナンデスカ、サッキマデチーチャンモ、エセガイジンダッタジャナイデスカー」
「ソンナコトナーイデースヨー!」
「アーリマースヨー!」
「ナーイデースヨー!」
「今だ食らえ!ゆーくんビーム!」

しまった!そう思ったときには既に遅く、油断していた私は、ゆーくんビームをまともに食らってしまった。

「げぶほぁ!」

鮮血が飛び散り、私の手から流れ星が落ちる。流れ星が転がった先には、ゆーくんの姿があった。重傷を負って倒れ伏している私は、ゆーくんが流れ星を拾うのを見ているしかない。彼は流れ星を拾い上げると、得意げに笑みを浮かべて言った。

「ふふん。見たかちーちゃん。ぼくの勝ちだよ」

勝ち誇るゆーくんの姿を見ながら、何か熱いものがこみ上げてくるのを感じた。もう、悔しくて悔しくて仕方がない。私は勝負で負けたんだから、これは仕方ないんだ。弱い私が悪いんだ。そう必死で自分に言い聞かせたけど、それでもぜんぜん収まってくれなかった。

「うわーん!」

ついに私は泣き出してしまった。うう、かっこわるい。こんなんじゃゆーくんに嫌われちゃう。そう思うと、余計に涙が溢れてきた。ゆーくんはそんな私を見て、ちょっとびっくりしたような表情を見せた。駆け足で私のそばまで駆け寄ってきて、声をかける。

「ちーちゃん泣かないで。ごめん、ぼくが悪かったよ。もう、ちーちゃんのものとったりしないからさ。元気出して。ね?」

ゆーくんはそう言って、私の手に流れ星を持たせ、頭を撫でてなぐさめてくれた。弱肉強食、敗者は全てを失うのがこの世の摂理なのに……。やっぱり、ゆーくんって優しい。
少し落ち着いた私は、ゆーくんの目を見て話しかけた。

「ゆーくん」
「ん?」
「大好きだよ」

ゆーくんはにっこりと笑って言った。

「俺はお前が嫌いだ」

―――



■□■□■□■【トラバでボケましょうテンプレ】■□■□■□■□■
【ルール】
 お題の記事に対してトラックバックしてボケて下さい。
 審査は1つのお題に対し30トラバつく、もしくはお題投稿から48時間後に
 お題を出した人が独断で判断しチャンピオン(大賞)を決めます。
 チャンピオンになった人は発表の記事にトラバして次のお題を投稿します。
 1つのお題に対しては1人1トラバ(1ネタ)、
 同一人物が複数のブログで1つのお題に同時参加するのは不可とします。

 企画終了条件は
 全10回終了後、もしくは企画者が終了宣言をした時です。

 参加条件は特にないのでじゃんじゃんトラバをしてボケまくって下さい。

 ※誰でも参加出来るようにこのテンプレを記事の最後にコピペして下さい。

 企画元 毎日が送りバント http://earll73.exblog.jp/
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「第6回トラバでボケましょうお題。」参加作品です。

お題はこちら。
『 目の前に流れ星が差し出されました。
  さて。 』

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by rei_ayakawa | 2006-06-05 17:04 | 空想