写真の子は恥ずかしがりやさんなので、これ以上出てきてくれません。


by rei_ayakawa
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家に帰るまでが遠足なんだよ

外出した時、家の鍵をちゃんと閉めたか不安になったことはないだろうか?

こうした状況に陥った時、人は妙に心配性になる。考えてみても、答えは出ない。空き巣に入られていないだろうか。もしかしたら、窓が開きっぱなしかも知れない。社会の窓も開きっぱなしかもしれない。案の定、開いていた。このように思考をめぐらせた結果、不安は明確に一つの方向に収束する。

「帰った時、家が木っ端微塵になっていたらどうしよう」

この不安が的中したとしたら、かなり大変な事態だ。今夜の寝床も、預金通帳も、あの子との甘い思い出も全部木っ端微塵なのである。しかし、ここで焦って新しい思い出作りのため街中に繰り出し、「ヘイ、彼女!ぼくとお茶しないかい?」「キモイよ、バーカ」と小粋なトークを交わして女性恐怖症になるのは、少々気がはやりすぎだ。まずは、最低限の身だしなみを整えてからでなくてはならない。とりあえず、社会の窓は閉めておけ。

その上で改めて、事実関係から確かめていくべきだ。あの子との甘い思い出など本当にあったのか。あれは、真夏の夜に見た一夜の夢だったのではないだろうか?それを考えることも重要ではあるが、まずは家が木っ端微塵になっているか確かめるのが先決だろう。そのくらいの優先順位はわきまえろ。貴様は脳の中まで下半身なのか。

さて、そのための方法としては直接見に行くのが一番だが、それが出来るならそもそもこんな事で悩んではいない。「第3の目(サード・アイ)で見る」という選択肢もないではないが、悲しいことに人間は第3の目(サード・アイって読むんだからね)などもっていない。持っている気分にだけでもなれれば、とりあえず自分の中で決着をつけることは出来るが、そんなことが出来る人間は私くらいのものだ。

そこで提唱したいのが「自宅に電話をする」という方法である。電話をかけるだけで、全ての真実が判明するのだ。コール音が鳴れば自宅は木っ端微塵になっていないことが分かるし、鳴らなければほぼ間違いなく木っ端微塵になっている。知らない人が電話に出たら空き巣に入られていると見ていいし、愛しのミヨちゃんが出たら「今日のパンツの色は何かな……?ぐへへ」などと欲望を全開にしてみるといいがそれは間違い電話だコンチクショウ。

しかし、現実問題としてこんなにあっさり真実を捕まえてしまっていいのであろうか。たとえば、人がギャンブルに惹かれるのも結果を予測出来ないスリルがあるからだ。不安はあくまで漠然とした不安のままに収めたほうが、人生を楽しめるのではないだろうか。

実際にどうなっているかは「家に帰ってからのお悲しみ♪」ということにしておくべきだと、私は思うよ。
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by rei_ayakawa | 2006-03-06 16:57 | 日々